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須田一政『関東風譚』(落款、エディション入り)

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判型:207 x 216 mm 頁数:120頁 製本:ハードカバー 発行年:2022.4 出版社:Akio Nagasawa Publishing 限定600部 ※エディションはお選びいただけません アルル・ブックアワード2022 ショートリストノミネート! 1983年、6回にわたり「アサヒカメラ」に連載された「関東風譚」シリーズ全作品を連載順に収録した写真集。 連載当時、須田は各回に当時流行していた歌謡曲の曲名をサブタイトルとして付けていました。本書でもそれを採用し、須田が構想したシリーズ全体の姿を1冊に纏めています。 (出版社紹介文より) 豊かになってしまったことで失くしてしまったモノ、街に暮らしつづけたことで忘れてしまったモノがある。見えなくなってしまった星に代わって夜空をうずめたネオン星は、手まねきする誘蛾灯のように怪しくきらめき、ビルの谷間に立って黒々と連なるコンクリートの峰々を仰ぎ見れば、なぜか崇高にさえ思えてくる。 繁華街のど真ん中でハイサワーを飲みながら口から火花を吹き、虚ろになったところで心の痛みを忘れさせ、マドンナを夢見る私はチョットため息まじりの東京チカチカ症候群。明日もまた笑ってしまおう、寂しいからでも楽しいからでもないけれど。「東京ってイイ街だナー」なんてつぶやきながら。 でもそんなとき、いつもどこかで風が吹いていて、それがやがて私の頭の中でも─。 -須田一政、『アサヒカメラ』1983年5月号より

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