ブックデザイン:須山悠里
発行:赤々舎
サイズ:237mm × 270mm
ページ数:180ページ+ 撮影ノート 12ページ
製本:ハードカバー
発行:2020年11月
ISBN:978-4-86541-125-6
海の向こう側から、はじめて自分が育った島を見た。 故郷・長崎の海を巡る旅 写真家・田川基成が自身の故郷である長崎の海を旅して撮影した写真集。
数々の島と海辺を巡り、中判フィルムに収められた81点の風景やポートレート。
海に生きる人々や、カトリック、かくれキリシタン、仏教、神道など土地に息づいた信仰。その営みや自然風景、故郷の島での生活を、船に乗り海を旅する視点を通し、アメリカン・ロードトリップの手法で一冊の写真集にまとめた。
かつてそこに存在した死者や、先祖たちの意思、土地の記憶。
15歳で故郷の島を離れてから、旅を続けてきた田川が、過去を振り返りながら目の前の海を見渡すとき、写真はその海に漂い土地に刻まれた記憶を呼び覚ます。
長崎の海や自身の人生について綴った「後記」と、被写体のインタビューやエッセイを別冊子にまとめた「撮影ノート」、計約1万9000文字の文章も収録。それぞれのページの写真とキャプションの関係性も含め、時間を読むような写真集。英訳付き。
(出版社紹介文より)