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映里『饗宴 ── 愛について 1996 ─ 2000』

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主催:榮榮&映里 アートディレクション:田中義久 デザイン:谷川佳子 翻訳:ジリアン・シュルツ、趙氷清、Fontaine Limited 出版社:三影堂撮影芸術中心、赤々舎 サイズ:H 350mm x W 260mm ページ数:168ページ 製本:ハードカバー 発行:2021年8月 ISBN:9978-4-86541-120-1 唯一なるものが生まれる前の闇の時間。未来への蠢き。 「写真を始めてからは、真剣に生きてきたと思います。 写真をすることを、真剣にしてきたと思います。」(映里) 北京、そして京都を拠点として活動する国際的なアーティスト 「榮榮&映里」(RongRong&inri)。 本書は、映里がユニットとして作品を発表する以前の1996年から2000年にかけて、単独で制作した作品群である。 4つのシリーズから成る『饗宴』は、「本人が写っていてもいなくても、これはすべて、若い女性のセルフ・ポートレイトである。」(笠原美智子/本書所収テキストより)バブルが弾けた後の世紀末東京で、写真を通してひたすら自己を見つめ、葛藤し、知り得るあらゆる技法を注ぎ込みながら制作された作品を、今発表するのは何故か。 東京で一人暮らしを始めたときから一緒の、鉢植えのサボテン。作家は、肉の塊としてのサボテンに自身を投影し、一年に一度の開花に全身全霊で立ち会う。自身を直視し、内側から突き破るためにカメラを向けた「セルフポートレイト」。 被写体と撮影者という関係を超え、互いの野生を呼び覚ます行為としての写真「MAXIMAX」。 クローンに見る存在の耐えられない軽さと、それに拮抗するオリジナルとして吐くグレーの煙「Gray Zone」。 世紀末の東京の闇の影に吸い込まれながら、水銀灯の波長に侵される人間の歪められた存在感「1999 東京」。 20年以上前に別々に撮影された4つのシリーズは、今初めて「愛」という観点のもとに提示された。 写真と愛を巡る、尽きぬ問いの始まりとしての作品群を、プラトンの『饗宴』になぞらえながら。一冊の中の起伏、そこからの未来ー。 2021年の終わらない闇の時間に、自身の創作と生の道筋を見せることで、それでもなお生きることを肯定したいという思いが脈打っている。 (出版社紹介文より)

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