











発行:赤々舎
発行年:2021年5月
アートディレクション:町口景
サイズ:H 340mm x W 340mm
ページ数:51 images
製本:板表紙+ゴム止め
限定:700部,サイン入り
ISBN:978-4-86541-133-1
※エディションはお選びいただけません。
本書は、石川が2015年より山に入り自然と向き合うなかで写した51点の写真を収載しています。
「絶景のポリフォニー」や「okinawan portraits」シリーズなどスナップやポートレートにおいて、目の前の存在と状況をできるだけ受け入れながら、一貫して「生」の方向を探してきた石川竜一。自然のなかで常に生死を眼前にし、その境に自身も晒されながら、撮影を続けてきました。
人と自然、個と外、内側と外側との関係がここで新たに見出され、その境界が揺らぐ写真群は、世界に流れる移りや連環、在るということを静かに問いかけてきます。
今回、写真一点ずつを大判のプリントで提示し、その「いのち」と向き合いつつ、そのままの重ねられたかたちとしてポートフォリオブックを制作しました。
全700冊の一冊ずつをお届けできることが、この上ない喜びです。
(出版社紹介文より)
「その美しさは完璧なように思え、頭で考えても理解できない感覚や感情はここからきているのだと感じた。個々の存在とその意思を超えて形作られたその様は、生い茂る木々や岩石と重なっても見えた。
自然のうちがわに触れ、その圧倒的な力を思い知らされたとき、物事の区別は緩やかなグラデーションで繋がって、自分自身もその循環のなかにいるのだと感じた。」
(石川竜一『いのちのうちがわ』あとがきより)