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金川晋吾『いなくなっていない父』

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1,870円

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出版社:晶文社 発行年:2023年 サイズ:四六判 製本:上製 ページ数:266頁 定価:1,870円(本体1,700円) 978-4-7949-7354-2 気鋭の写真家が綴る、親子という他人 著者初の文芸書、衝撃のデビュー作 『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベル。 (出版社紹介文より) その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思のは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことではないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のところは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけてしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ちのほうが強くある。――(本文より)

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