出版社:晶文社
発行年:2023年
サイズ:四六判
製本:上製
ページ数:266頁
定価:1,870円(本体1,700円)
978-4-7949-7354-2
気鋭の写真家が綴る、親子という他人
著者初の文芸書、衝撃のデビュー作
『father』にて「失踪する父」とされた男は、その後は失踪を止めた。不在の父を撮影する写真家として知られるようになった著者に、「いる父」と向き合うことで何が浮かび上がってくるのか。時に不気味に、時に息苦しく、時にユーモラスに目の前に現れる親子の姿をファインダーとテキストを通して描く、ドキュメンタリーノベル。
(出版社紹介文より)
その後のことを知っている私には、父のことを「失踪を繰り返す父」と呼ぶのはどうしても過剰なことに思える。私がそう思のは、「父がやっていることなんてそんなにたいしたことではないんです」と謙遜するような気持ちもあるが、本当のところは、「父という人は、『失踪を繰り返す』という言葉で片づけてしまえるような人ではないのだ」と自慢げに言いたい気持ちのほうが強くある。――(本文より)
■展覧会概要
『写真』vol.5「フェイス/FACES」刊行記念
3F Gallery
金川晋吾 個展「ハイムシナジー」(1.25—2.11)
Ryu Ika 個展「MOM LAND」(2.15—3.3)
2F Papyrus Gallery
vol.5「フェイス/FACES」口絵作家展
鈴木理策/有元伸也/山元彩香/星 玄人
会期:2024年1月25日(木)〜3月3日(日)
開館時間:火〜金 12:00〜19:00 土・日 12:00〜18:00
休廊:月曜日、祝日(2月23日)
会場:コミュニケーションギャラリーふげん社
https://fugensha.jp/events/240125kanagawa_ryu/