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宛 超凡『河はすべて知っている──荒川』(サイン入り)

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第24回(2022年度) 三木淳賞 受賞作 2023年度 さがみはら写真新人奨励賞 出版社:STAIRS PRESS サイズ:201 × 471 mm ページ数:48ページ 掲載作品:40点 製本:ハードカバー、ケース、ジャバラ製本 発行年:2022 言語:英語、日本語 エディション:500 ISBN:978-4-908851-08-7 水はあらゆる生命の源である。 また、都市が成り立ち、発展するためには、いつの時代も、水害を防いだり、水路を整備したりする治水は重要な課題だったと考える。河川は人類文明を育て、その一方で、人類は河川の有り様を度々構築し直してきた。 荒川は、過去には何度も氾濫を起こし、人々の生活に大きな影響を及ぼしてきた。また、荒川の支流には、東京の“母なる川”と言われる隅田川もあり、荒川を下っていくことで、東京という都市の、様々な側面が見えてくると考えた。 これが、荒川を被写体として選んだ理由である。 そして、荒川を下ることで見えてきたのは、都市の一つの側面だけではなかった。自然に対する人間の力も、まざまざと見せつけられた。荒川が、現在のような流域にあるのは、人間の力の介入があったからこそ、ではないだろうか。 川にはいろんな水が注いでいる。工業排水や生活排水、そして雨水などだ。人々は、川で泳いだり、川辺で釣りをしたり、あるいは、川の上を船で走る。また、水面をゴミが漂い、死んだ魚が川辺に打ち捨てられている光景も見た。 川に注いだ水の成分の違いにより、川の両岸の人類社会や自然環境は異なる。川はそれらの全てを知っている。また、川はすべてを受け入れ、流れ続けている。 これが『川はすべて知っている』というタイトルを付けた理由だ。 ― 宛 超凡

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