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牧野富太郎『花物語』

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出版社:筑摩書房 刊行日:2010/01/06 判型:文庫判 ページ数:320ページ ISBN:978-4-480-09272-4 「私は、あるいは草木の精ではないかと自分で自分を疑います」―植物へのあふれる愛情を背景に、碩学がおおらかに、またユーモアたっぷりに綴った、最晩年の随筆集。さまざまな植物について知られざる知識を語り、誤称を正し、また社会と植物のよき関わりへの夢をつづる。「東京全市を桜の花で埋めよ」「花菖蒲の一大園を開くべし」「熱海にサボテン公園を作るべし」といったスケールの大きな提案、「野生食用植物の話」「武蔵野の植物について述べる」などの興味深い知識満載の講演録、「植物と心中する男」など人生観を語る数篇、また自らの研究生活を振り返る「受難の生涯」などを収録。 (出版社紹介文より)

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