出版社:福音館書店
ページ数:368ページ
サイズ:170×130mm
初版年月日:2009年03月20日
ISBN:978-4-8340-2415-9
幼子が「魂のよい」ひとたちと、交わってゆく
幼子のみっちんは、火葬場の隠亡「岩殿」、“あいさつのよい”大男の孤児「ヒロム兄やん」、それにいつも懐に犬を入れた女乞食「犬の仔せっちゃん」など、人間の世界のかたすみで生きているような人々にみちびかれ、土地の霊たちと交わってゆく。しいたげられがちな人こそが「よか魂」をもち、魂のよい人間ならば、神さまと話すことができるのだという世の神秘が、あたたかみある熊本方言とともにつづられてゆく。
(出版社紹介文より)