太田靖久=小説|金川晋吾=写真
発行:フィルムアート社
発売日:2021年04月24日
サイズ:四六判
ページ数:176ページ
ISBN:978-4-8459-2032-7
名画座の映写技師である主人公の日常の隙間にリアルな幻のごとくあらわれる様々な犬たち。犬種それぞれのキャラクターは隠喩となり、人の心を揺さぶり動かして行く。犬は、曰く付きの「映画」に登場する役者でもある。新進の小説家・太田泰久が執筆。金川晋吾が撮りおろした犬たちの肖像とともに、犬を介した特異な関係性のストーリーを描く。
【小説】太田靖久(おおた・やすひさ)
小説家/1975年神奈川県生まれ。2010年「ののの」で第42回新潮新人賞を受賞。著書に『サマートリップ 他二編』(すばるDigital Book、集英社、2019年)、『ののの』(書肆汽水域、2020年)。文芸ZINE『ODD ZINE』を企画編集。古本にオリジナルの創作を載せた帯を付けて販売するブックマート川太郎の店主。Twitterで犬をめぐる自由律俳句を不定期につぶやいているほか、ブログ「いぬの看板」でさまざまな市区町村の犬の看板を紹介している。
【写真】金川晋吾(かながわ・しんご)@shingokanagawa
写真家/1981年京都府生まれ。神戸大学卒業。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。作品集に『father』(青幻舎、2016年)。2010年三木淳賞、2018年さがみはら写真新人奨励賞受賞。近年の主な個展に「同じ別の生き物」(アンスティチュ・フランセ、2019年)、「長い間」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2018年)など。
■展覧会概要
『写真』vol.5「フェイス/FACES」刊行記念
3F Gallery
金川晋吾 個展「ハイムシナジー」(1.25—2.11)
Ryu Ika 個展「MOM LAND」(2.15—3.3)
2F Papyrus Gallery
vol.5「フェイス/FACES」口絵作家展
鈴木理策/有元伸也/山元彩香/星 玄人
会期:2024年1月25日(木)〜3月3日(日)
開館時間:火〜金 12:00〜19:00 土・日 12:00〜18:00
休廊:月曜日、祝日(2月23日)
会場:コミュニケーションギャラリーふげん社
https://fugensha.jp/events/240125kanagawa_ryu/