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ジョン・バーニンガム『いつもちこくのおとこのこ ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』

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ジョン・バーニンガム作 谷川俊太郎 訳 あかね書房 1988.9 ¥1500(税別) ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーは 今日もお勉強しにてくてく出かけるのですが、ワニがかばんにかみついて、てぶくろをなくして遅刻して、せんせいに反省文を書かされます。次の日はライオンがしげみからあらわれてズボンをやぶいてしまいやっぱり遅刻して先生にもう嘘は尽きませんと大声で唱えさせられます。そして今日こそはと橋を渡ろうとすると高潮がジョンをさらおうとして時間どおりに行くことができずに、またせんせいに叱られます。そして、ジョンがやっと時間通りに行くことができた日、今度は先生がゴリラに捕まって屋根にいました。ジョンは先生に「このあたりにゴリラはいませんよと」知らん顔。もっとお勉強しに出かけます。 作者と同じ名の、ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシーという何だか重々しい名前の連呼とその遅刻の理由の荒唐無稽さが、とても愉快で、おとなも子供も引き込まれます。ジョン・バーミンガムらしいぶっとんだ空想の世界はこどもの弾むこころと共鳴して、心からの笑いとおだやかな癒しをもたらすことでしょう。ジョンの話を聞こうともしなかったしかつめらしい先生がさいごにゴリラにつかまるなんてほんとにおかしいな。大変なことはまったくいつ起こるかだれにもわからないし、こどもの話に耳を傾けなくちゃだめだね、先生。 バーニンガムの世界観と谷川俊太郎の訳が素敵にマッチして、大人になるまで座右に置きたい宝物のような絵本です。6歳から。

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