田附勝『KAKERA』
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田附勝『KAKERA』

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田附勝 寄稿:石倉敏明(人類学者) 造本設計:町口覚 出版社:T&M Project 印刷:藤原印刷 / 製本:図書印刷 ISBN:978-4-909442-12-3 300x285mm | 102頁 | 上製本 2020.3 本書は、縄文以来のシャーマニズムが息づく東北の風土やそこに暮らす人々の生活や文化をまとめた「東北」で、第37回木村伊兵衛写真賞(2012)を受賞した田附勝の最新作です。 「KAKERA」は、新潟県津南町を皮切りに各地の博物館の収蔵庫や発掘現場で、縄文土器のかけらを箱の中敷きや梱包用として使用されていた新聞と共に撮影した作品です。 2012年の夏、新潟の発掘現場で初めて土器の破片を見たとき作者は、「そこに立つ自分の足元から頭のてっぺんまで、重く熱い血液が上昇してくる気がした。何重にも積み重なった地層の下にあった生活。今はなき世界。それが現代の空気に触れた。縄文時代から今に至る積み重なった地層、時間とは一体何なのか考えるようになった。」と書いています。 千年単位の時の結晶のような縄文土器のかけらとそれを保管する100年の出来事(1918-2015)を伝達する古新聞と現代を生きる私たちの時が作者のなかでスパークして生まれたのが本書です。 私たちの生きる時間は一体何の積み重ねの上にあるのかを確かめながらたちどまって考えること。沈黙してそこに静かにあるものの声に耳を澄ますこと、ねじれた時間の記憶をたどり、ゆっくり思い出すこと。ページをめくる毎に、グローバルな時間に生きるようになった時代の分単位の効率性が見えなくしているものが静かによみがえってくるような気がしました。