山本 幸正『松本清張が「砂の器」を書くまで: ベストセラーと新聞小説の一九五〇年代』
5e7c68cfe20b041a7ae16de1 5e7c68cfe20b041a7ae16de1

山本 幸正『松本清張が「砂の器」を書くまで: ベストセラーと新聞小説の一九五〇年代』

¥4,400 税込

送料についてはこちら

清張はいかにして国民的作家になったのか ?! 新進作家が地位と名誉とカネを手に入れ「現代の英雄」になるためには、マスコミの王者といわれた新聞で連載小説をヒットさせるのが近道だった。特に新聞が圧倒的存在感を示した1950年代は、掲載が夕刊か朝刊か。地方紙かブロック紙か、それとも全国紙かによって作家の成否を分けたと著者は分析する。 山本 幸正 著 早稲田大学出版部 本体価格4,000円(税別) A5判・300頁 読売新聞で1960年に連載が始まる「砂の器」により、清張は「現代の英雄」に大きく近づいた。とはいえ、全国紙から与えられた紙面は夕刊にすぎなかった。 1000万人の読者数を誇るのは夕刊ではなく、朝刊だった。 清張が超えなければならない壁は三つあった。一つは、全国紙の朝刊を占めていたベテラン作家たち。残る二つとは…。 小説のうち今も最大の読者数を持つ新聞小説。その新聞小説と作家の深い関係に迫る著者の考察力は、学術書の領域を飛び越え、清張の推理小説に共通するスリリングさと展開力にあふれている。