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橋本とし子『キチムは夜に飛ぶ』(メッセージブック付)

4,070円

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88頁 A4 並製本 著者:橋本とし子 企画・デザイン:長尾 敦子(BookPhotoPRESS) 印刷:渡辺美術印刷株式会社 ISBN:978-4-908955-04-4 発行:ふげん社 発行年:2018年 3,700円(税別) 本ストアからお買い求めいただいた方に「メッセージブック」をおつけしています。 6名の方が本写真集へのメッセージをお寄せくださいました。 執筆者の方は以下のとおりです(掲載順、敬称略) 谷川俊太郎(詩人)、坪川拓史(映画監督)、大竹昭子(文筆家)、タカザワケンジ(写真評論家)、小林美香(写真研究家)、長尾敦子(デザイナー) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -   白から黒へためらいながら歩いて行って   眼から魂へ一瞬で飛ぶ   でも心は気づかない   自分が誰の夢を証ししたのか           谷川俊太郎 (「キチムは夜に飛ぶ」に寄せて うつってる より) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 「キチム、キチム、キチムは よるに とぶ」  夢と現実が交錯する2歳の長女が、あるとき口ずさんだ。 キ、チ、ム。 耳慣れない響き。まるで呪文のようだ。 「きちむ」は「吉夢」。 「縁起の良い夢」「幸先の良い夢」という意味があることを後に知った。 この言葉を当時の彼女が知る由も無く、突然口にしたこの言葉が、未来のお告げのように、朧げだけれど確かな明かりに見えた。 吉夢のイメージは、毎日繰り返される日常、時に味わう非日常の断片をすくい続ける。 これまでもこれからも。 私は何を見るのだろう。 (作家テキストより) - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 夫と娘二人、猫と暮らす作家が、夢と現実が交錯する摩訶不思議でユーモラスな世界を、情感豊かに捉えました。 妻として、母として、写真家として葛藤を抱える日々で、「夢」は幸せの象徴でもありました。 思考の枠を解き放つ「吉夢」の豊穣な世界を、ご堪能ください。

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